あの漁火が見えなくなる日が来る・・・
遠くで光っているのを見るのが好きだったのに・・・
そして「船のでんきや」にとって大事件です。。。
石川県水産総合センター(能登町)は5日までに、漁船の集魚灯に集まるスルメイカの 行動特性を解明した。海中を照らす光量が強すぎると、イカの群れが分散し、かえって漁 獲が減る可能性のあることが判明。漁師が「人が明るいと感じる光ほど漁獲が増える」と 漁(いさ)り火の光量を競い合ってきた、従来の漁法に一石を投じる結果となり、同セン ターは「光量を抑えても漁獲が上がることを証明できれば省エネ操業に役立つ」と期待し ている。
実験は昨年、イカ釣り漁のシーズンである8月から10月にかけて各月10回程度行わ れた。
日本海の沖合約200キロの海上で、同センターの漁業調査船「白山丸」の集魚灯を点 灯。スルメイカの群れが集まったところで、集魚灯の光が届かない船底周辺に水中灯を垂 らして明かりをつけると、イカは瞬時に遠ざかった。水中灯を消すと、再び船の下に戻っ てきたという。
水深約50メートルと同80メートルの2カ所で水中灯を点灯し、魚群探知機で動きを 確認したところ、イカの群れはいずれも水中灯の光から遠ざかるように逃げていった。イ カは光に引き寄せられた後、船の下など光の届かないところに逃げ込む習性があり、同セ ンターは「強い光を海面に当て続ける必要はなく、船の影を使って海中に明暗の差をつけ ることで、効率的な漁獲が得られる」としている。
同センターは、光を当てる広さや角度を変えることで、スルメイカを誘導できるとみて おり、今月から10月まで再度、調査船を日本海沖に派遣し、光量を調整してイカを漁船 に引き寄せる誘導方法を調べる。
原油価格の変動で、漁船や漁灯の主要燃料であるA重油が高騰したことを受け、水産庁 は消費電力を大幅に節約できる発光ダイオード(LED)を使った集魚灯の普及に取り組 んでいる。同センターはイカの誘導方法を解明し、光量を抑えても漁獲が確保できれば、 LED集魚灯の普及につながるとみており、実験の結果をさらに検証する 〜9月6日 北國新聞〜
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